髙田ゼミ巡見:坊勢島への訪問

2023年2月19日、髙田ゼミの2・3回生は、兵庫県姫路市の坊勢島を訪れました。当日は午前から雨でしたが、地域の食べ物や景色を満喫できました。島は年中漁業が盛んで、多くの漁船が港に停泊していました。その姿はまさに圧巻。そして坊勢の新鮮な海鮮料理を海上レストランで頂きました。本当に美味しかったです。坊勢-姫路間のフェリー乗り場のすぐ隣りに綺麗な橋のかかる恵美酒神社があり、毎年祭りが行わてるようで、綺麗な景観の写真スポットでした。島にはラーメン屋やレストラン、様々な施設がありました。それらの場所は地域のコミュニティの場となっており、坊勢の人達と話す恰好の場所でした。姫路からバス30分、フェリー30分の計1時間程で行けるので、皆さんも是非訪れて下さい!(3回生・延原彩斗)

中町ゼミ巡検:三木モスクなど

2023年2月10日、中町ゼミでは、三木モスクの調査を目的に、三木市の巡見を行いました。三木上の丸駅を出て三木城跡やみき歴史資料館を見学した後、ハラールレストランのアルマイダ•ジャパンで昼食を頂いてから、店に直結しているモスクにて集団礼拝の一部始終を見学しました。その後、イマーム(導師)の方のお話を聞く機会があり、シーア派スンナ派の対立がここでもあるのか、女性がどのように扱われているか、などについて詳しい内容を教えて頂きました。次に三木市役所に移動し、国際交流協会の方にも三木モスクの成り立ちや、周辺のムスリム住民のお話をして頂きました。今回の巡検で、日本で暮らすムスリムの実情を知れたことが、異文化交流を考える上での大きな学びとなったと感じました。(2回生・高尾小雪)

兵庫津の巡検(講義:国際化の歴史)

2023年1月31日、「国際化の歴史」(担当講師:東谷教授)学外講義として兵庫津周辺の史跡および兵庫津ミュージアムの巡検を行いました。「国際化の歴史」講義は、江戸時代の日本がいわゆる「鎖国」下にあっても国際交流が活発であった事例を紹介するもので、兵庫津には朝鮮からの通信使が訪れていたことが挙げられていました。そこで、実際に江戸時代の地図資料を持って周辺史跡を探索してみると、通信使を乗せた船舶が停泊した港や宿泊した屋敷跡を確認できました。また、かつての「兵庫津」全体が明治以降の開発によって大きく様相を変えていたことも理解しました。兵庫津ミュージアムでは、古代から近現代における兵庫津の変遷史を紹介するとともに、どういった国際交流が行われてきたかを伝える展示内容となっており、非常に興味深いものでした。(2回生:大槻耕央)

出口ゼミ巡検:京都府伏見区

2023年1月16日、出口ゼミでは、京都市伏見区でのフィールドワークを行いました。その名の由来でもある「伏し水(地下水)」に恵まれた伏見では、古くから酒造りが盛んであり、今回はまず、黄桜や月桂冠といった有名酒造メーカーの資料館を見学しました。そこでは、お酒の造り方のほか、近代に入って伏見の酒が灘の酒に並ぶ全国区の知名度を獲得していく歴史や、伝統的製法から徹底的に管理された工場での製造へ転換する経緯などについても学ぶことができました。その後は、皆で御幸宮神社へ参詣しました。御幸宮神社もまた、境内に湧く名水で知られる神社であり、水の豊かさに彩られた伏見の文化には、灘に立つ甲南大生としてのシンパシーも感じました。(2回生・篠原孝周)

伏見 黄桜資料館にて

博物館実習ⅠAの学外講義(竹中大工道具館・移民ミュージアム)

2022年12月18日、博物館実習ⅠAの学外講義で竹中大工道具館と移住ミュージアムを訪ねました。竹中大工道具館では、鉋や木槌などの様々な大工道具や木材、昔の匠の技を学びました。今も使える「生きた道具」を展示し、音声ガイドや映像、木材や道具に触れたり、木の香りを嗅いだりと五感に強く働きかける展示が印象的でした。移住ミュージアムでは、設立の経緯や日本人のブラジル移住の歴史を説明して頂きました。国立移民収容所として実際に使っていた建物の中に当時の写真や映像、渡航時に日本から持参した道具などを展示しており、かつての情景が鮮明に伝わりました。同日に2つの異なるテーマの博物館を見学したことで、それぞれの展示法の違いや特徴が学べ、実りある時間を過せました。(2回生・福重湖雪)

鳴海ゼミ巡見(名古屋市)

2022年12月8・9日、鳴海ゼミの2~4回生は、巡見で名古屋市を訪れました。初日はトヨタ産業技術記念館でトヨタの始まりである紡織事業から現在の自動車製造までの事業の変遷や歴史を見学しました。自動織機の実演に始まり、時代の流れに伴う機器の進化、自動車事業への参入、実際のプレス機や部品の削りだしなど、技術の発展を感じることのできる体験でした。2日目は名古屋城を中心に、城郭風屋根を持つ市役所・県庁、市政資料館、文化のみちに建つレトロ建築群など周辺の歴史的建造物を見て回りました。日本の近代化の流れを肌で感じることのできた充実の巡見となりました。(3回生・村上剣斗)

中辻ゼミ巡見(家島諸島)

2022年11月23日、中辻ゼミでは、兵庫県姫路市の諸島である家島でフィールドワークを行いました。あいにくの雨でしたが、個別テーマを持つグループ毎に行動し、島民の協力のもと充実した一日となりました。私達のグループは島民のライフスタイルに焦点を当て、営業する小売店を中心に聞き取り調査を行いました。コロナ禍の中ですが、私達の質問に真摯に答えて頂き、何でも協力してあげたいという島の方々の姿はとても素敵で心が温かくなりました。この諸島で人の住む主な島は、家島、坊勢島、男鹿島、西島であり、それぞれ環境の特性を活かした暮らしと産業を行っています。姫路港から約30分の船旅で行けるので、是非一度観光に訪れてみてください!(2回生・佐藤葵生)

はじめての巡検―みんぱくに行きました

2022年11月23日、大阪府吹田市にある国立民族学博物館に、基礎演習(髙田ゼミ)で訪れました。博物館には、それぞれの地域展示や音楽、言語展示がありました。館内はとても広く、所々で足を休めながら見て回りましたが、かなり疲れました。一番印象に残った展示物は、アフリカでの奴隷をつないだという鎖でした。奴隷を船で運ぶ時、病気になった奴隷を感染拡大防止のために海へ捨てると聞き、驚きました。とても勉強になった一日でした。(1回生・中山丈瑠)

2022年度の卒論中間発表会(髙田・東谷合同ゼミ)

2022年11月17日、東谷ゼミと高田ゼミ合同で卒論中間発表会を行いました。両ゼミ合わせて20人位の参加であったと思います。発表は各ゼミから2名が行いました。私の普段のグダグダなゼミ発表とは違い、どの発表もしっかりしたものでした。発表後の質疑応答において、普段関わらない他ゼミからの質問は、新たな気づきや知見、自身の研究を客観的に見つめ直す良い機会となると思いました。来年は私が卒論を書く番です。正直できる気がしません。ドラ○もんの秘密道具でもあればな…(3回生・“一年後に苦しみがひかえた”村田愛誠)

髙田ゼミ4回生巡見(鳴門)

2022年11月8日、髙田ゼミ4回生で、大塚国際美術館をメインに鳴門巡見へ行きました。美術館では各自の研究に関わる絵画が多くあり、当時の服飾の色合いやデザイン、絵画の大きさや明暗差など、実際に「見る」ことで理解できる要素が多く詰まっており、とても有意義な時間となりました。大鳴門橋架橋記念館では、鳴門名物「渦潮」の知識だけでなく、素晴らしい景色も楽しむことができました。また、鳴門での食事は、地元の鯛をはじめとする海産物を使ったお刺身や鯛めしをいただき、瀬戸内海の魚介類の美味しさに驚きました。これらの貴重な経験は、卒業研究だけでなくこれからの学びや暮らしを彩るものになると思いました。(4回生・平松万奈)