中町ゼミ:エジプト料理でランチ会

2026年5月29日(金)に、中町ゼミで新しく2年生が加わったこともあるので、親睦を深める、ハラール料理に触れるという目的で春日野道にある、兵庫メリットハラールレストランでランチ会を開いた。訪れる前は、かなりエスニックで日本人の私たちの口には合わないのではないかという不安があったものの、実際に訪れ、食べてみるとかなり美味しく感じることができた。私はコシャリ(ご飯、マカロニ、スパゲッティにトマトソース)、シシタウク(鶏肉)、コフタ(つくねのようなもの)を食べたが、どれも味は濃いめ、スパイシーでご飯がよくすすむ味で美味しかった。付け合せのスープはかなりインドカレーの味に近い印象をもった。店長のヒシャームさんはすごく気さくな方で、疑問に思うことがあり、聞いてみると丁寧に色々教えていただけた。文化を知るには調べるだけではなく、実際に現地を訪れ、実食してみることの大切さを学んだ。(3回生・山本 優)

歴たび班:中之島・北浜界隈

2026年5月3日(土)、歴史の旅企画班の第1回巡検として、大阪の東洋陶磁美術館や適塾、少彦名神社へ行きました。今年度の初めての試みでしたが、多くの新入生が参加してくれました。東洋陶磁美術館では「MOCOコレクション オムニバス」展を鑑賞しました。同館の誇る李秉昌コレクション・安宅コレクションなどにスポットを当てた展覧会で、常設コレクションには、国宝である「飛青磁花生」や「油滴天目茶碗」も出品されおり、個性豊かな陶磁器を観ることができました。少彦名神社のある道修町は、江戸時代に薬種屋が集まった町であり、現在でも薬品会社の本社が置かれるなど、その名残をとどめています。個人的に印象的だったのは、大阪の町の景観で、「薬の町」道修町を抜けると証券会社が集中する北浜へと続く、江戸時代の町割りの名残を色濃く残した独特な都市景観が面白いと感じました。(4回生・坂本朋磯)

2026年度・民博新歓遠足

私たち歴史文化学科1回生は、2026年4月19日(日)に、新歓遠足の一環として大阪府吹田市にある国立民族学博物館に行きました。基礎ゼミ毎の班に分かれ、前半は、指導主任の先生や先輩方と館内を回り、自分たちが興味のある展示を発見しました。後半は決めたテーマをもう一度詳しく見学し、最後にゼミ毎に発表しました。館内は広く、じっくり見て回れませんでしたが、関心をより深めることができました。それぞれのゼミ発表を聞くことで、様々な視点からの新たな発見を多く得られました。何より、ゼミのメンバー、先生や先輩方との交流も深まり、とても有意義な時間となりました。(1回生・十亀友希那)

出版物の紹介:『新修摂津市史』第4巻 美術工芸・建築・絵図地図編(鳴海邦匡)

2026年3月、摂津市より『新修摂津市史』の第4巻として、「美術工芸・建築・絵図地図編」が出版されました。『新修摂津市史』は、2022年に第1巻として「自然地理 先史・古代 中世編」が出版されたのに始まり、今回の第4巻が最終巻となります。第4巻は図版を多用したことから、他巻と異なりA4版で作成されました。絵図地図編は、第1章の古地図と第2章の小字図で構成され、文末に掲載する地図リストを含めて計144頁(195~338頁)にわたっています。第1章・古地図では主に近世の古地図を使いながら、摂津市域の特徴を紹介しています。千里丘陵の裾野から淀川流域に挟まれた摂津市は、多くの河川や水路が縦横に位置する低地が大半となる地域であり、その地理的条件を反映し、「水」に関わる事象を通じて作成された古地図が多く残されています。ここではそれらを主題に沿いながら紹介しています。同時に作成した字図も活用しながらぜひご覧下さい(教員・鳴海邦匡)。

https://www.city.settsu.osaka.jp/soshiki/kyouikusoumubu/shougaigakushuuka/shishi_hensan/sinnsyuusettusisi/29965.html

歴らぼ地図班企画講演会「伊能図研究の最前線と地域との繋がり:針孔調査と神戸・阪神」開催

私たち歴らぼ地図班は、「2025年度父母の会・学生GP」支援企画「江戸時代の地図を歩く~伊能図から見る歴史と地域のつながり~」により、講演会を2026年3月14日に開催しました。講演会では2名の専門家をお招きし、本学のある岡本周辺の測量に関する話と新しい伊能図研究(針孔分析)の話について、お話しいただきました。岡本や針孔分析の話題はとてもおもしろく、来場者の方々が興味深く聞いている様子がうかがえました。講演終了後に実施したワークショップでは、距離を測る歩測体験と、方位角の計測について体験しました。来場者と学生の交流の場となり、様々な質問が寄せられ、私達にとっても学びを共有する良い経験となりました。また廊下で行った複製図の展示も多くの人が見て頂けました。この企画を通じて資料調査や展示構成、ワークショップの内容、宣伝方法、会場の設営など多くのことを学びました。そして歴史を発信する力も養うことができ、その重要性を再認識する場になりました。(3回生・藤本茉由)

歴らぼ地図班は、学生GP企画「江戸時代の地図を歩く~伊能図から見る歴史と地域のつながり~」による3月14日の講演会においてとワークショップを開催しました。この学生企画のワークショップでは、伊能測量にちなんで歩測と方位測定を体験しました。歩測では、参加者が歩幅の違いに戸惑いながらも、楽しみながら学ぶ様子が印象的でした。方位測定では、現代の道具を用いることで、当時の測量における工夫や精密さを実感することができました。こうして来場者に解説を行うことは、学生にとっても理解がより深まる貴重な機会となりました。企画や制作に主体的に関わる中で、「歴史をどのように伝えていくか」という視点が磨かれ、とても有意義な経験となりました。(3回生・脇坂柊吾)

https://www.konan-u.ac.jp/news/archives/56074

2026年3月14日 歴らぼ地図班企画 開催予定 伊能図研究の最前線と地域との繋がり:針孔調査と神戸・阪神 

歴らぼ地図班(ほか有志4名)は、「2025年度父母の会・学生GP」に応募し、「江戸時代の地図を歩く~伊能図から見る歴史と地域のつながり~」という企画が採択されました。現在、それに関する展示や企画の準備中です。その企画のひとつである講演会を2026年3月14日に開催します。2名の講師をお招きし、テーマは「伊能図研究の最前線と地域との繋がり:針孔調査と神戸・阪神」となります。講演の内容は伊能図の概要と針孔に着目した新しい伊能図研究の報告についてです。当日は他にも測量体験のワークショップや関連展示も開催します。また10号館1階の北館にある「知のギャラリー」では徳島大学所蔵「大日本沿海図稿 五畿東海 壹」(重文指定)の複製を床一面に展示しています(展示は間もなく完成の予定)。約300%に拡大した伊能図は迫力満点です。ぜひその伊能図を歩き、現在と比較したり、地元を探したりと楽しんで下さい。(歴らぼ地図班代表・3回生・藤本茉由)

2025年度卒業論文・真田実佳(髙田ゼミ):近代ヨーロッパにおける猫のイメージールネサンス以降の絵画、文学、音楽を素材としてー

卒論では、貝原伴寛の研究を基に、18世紀を大きな転換期として文学、絵画、バレエ・音楽における猫の表象とイメージがいかに変化したのかを分析した。その結果、各ジャンル特有の表現様式が確認できた。絵画では、愛らしさや官能性が強調され、文学では、猫にまつわる魔術性が再解釈されはじめるとともに、猫が意志を持った存在として表現されるようになった。また、バレエ・音楽では、人間と対等に舞台空間を構成する存在として描かれた。これらに共通の傾向として、猫が人間に操られる記号から独自の意志を持つ主体として描かれるようになったことが挙げられる。このような表象の変化は、動物観の変化と、人間中心主義の揺らぎが、芸術表現の中に反映されたものであると考えられる。

マルグリット・ジェラール原画/ジェロ―・ヴィダル版画「猫ちゃんの勝利」(1787)出典:National Gallery of Art (https://www.nga.gov/collection/art-object-page.2977.html)

2025年度卒業論文・宮崎華菜子(出口ゼミ):十日えびすの縁起物-作り手への聞き取り調査から-

本論では、十日えびすで扱われる縁起物に注目し、その性質について考察した。えびす神は古くから海の守り神として信仰され、室町時代に漁師たちが漁獲物を市場へ持ち込み始めてからは商売の守り神としての一面をもつようになり、その信仰は現在まで続いている。十日えびすでは様々な縁起物が売り出されるが、そのうち福箕という縁起物が最も古く、考案されたのは明治時代である。この時代から縁起物を作り続ける株式会社エビスシマダにおいて聞き取りを行ったところ、縁起物の意味や効果を重視する売り手・作り手に比べ、作り手は縁起物の意味を深く認識しない印象を受けた。縁起物を生み出したのは作り手側であるが、縁起物がどのような力を有するかを決定するのは、買い手や売り手などの実際に縁起物を手にする側の人々であり、その価値は精神的な部分にあると考える。

写真:「十日えびすで販売される縁起物」(撮影日)2025年10月21日(撮影場所)株式会社エビスシマダ

近代資料班:名古屋城・熱田神宮など

2026年3月2日(月)、歴らぼ近代史資料班は名古屋へ行き、名古屋城の本丸御殿や熱田神社を訪れました。名古屋城では、東谷先生の解説を聞きながら城内の石垣や本丸御殿を見学しました。御殿の内部を巡り、部屋ごとの格式の違い、天井の装飾の違いなど、御殿建築の理解を深めました。名古屋城は、江戸時代の詳細な実測図や写真が豊富に残っているため、当時の建築技術を忠実に再現できる数少ない城郭であり、貴重な復元資料が数多く見れました。熱田神宮では、本宮参拝の後に剣の宝庫草薙の剣館と宝物館を訪ねました。宝物館には類を見ない大きな大太刀が二刀展示されており、同じように見えても、よく見ると反りの大きさや刃紋が少し異なっていたりと、見ていて飽きる事がありませんでした。(1回生・中川 蘭)

髙田実先生の最終講義

2026年2月28日、髙田先生の最終講義が行われました。当日は現役生だけでなくOB・OGの皆様も多くお越し下さり、大盛況となりました。最終講義では、高田先生の生い立ちや研究分野についてお話し下さり、いつもの高田節も健在でした。また、歴文25周年式典では、歴史文化学科創設から現在に至る道のりが紹介され、昔を知らない我々にとって初めて知ることばかりでした。その後に行われた懇親会では、先生方と卒業生の方が歓談され、かつての学生生活を懐かしんでおられました。(2回生・西村 陽)

髙田実教授の最終講義は、現役生やOB・OGだけでなく、元ゼミ生の方のお子さんやリカレント生、髙田教授がお世話になった方など多くの方が聴講に訪れ、講義室を埋め尽くす賑わいとなりました。髙田先生からのお手紙などが聴講者に配られ、講義ではこれまでの研究や学び、人生とそれを踏まえたメッセージが伝えられました。参加者全員の心に残る言葉の詰まった最終講義でした。(2回生・松田颯汰)