歴史文化研究センターの設置と歴らぼ古文書班

甲南大学は、2017年5月1日に東大阪市と受託契約を結び、東大阪市域の古文書について整理・調査を行い、その結果を市民への普及を行うこととなりました。このプロジェクトを進めるため、5月1日付で「歴史文化研究センター」を東谷研究室内に設置しました。学外の研究者の参加も得て、調査成果を報告書としてまとめることを予定しています。市民への普及活動の一つとして、古文書の内容を解説したパネルを作成いたしました。作成の中心となるのは、文学部歴史文化学科の学生活動である「歴らぼ」古文書班の学生たちです。前期には、古文書を一文字一文字読み解き、内容を理解する作業を進めました。夏休みには、関係各所のフィールドワークを行うとともに、パネル原稿の作成に取りかかりました。パネルは、東大阪市市制施行50周年の企画として行われた「プレパネル展」でお披露目しました(2017年9月20日(水)~27日(水)、於東大阪市総合庁舎)。学生の成果を多くの人に見てもらいました。(東谷 智)

歴らぼ遺跡巡り班@嵐山

2017年9月8日、本年度3回目となるの活動は、嵐山の巡検でした。昼食は嵐山名物の湯葉と湯豆腐を食べ、京都の食文化を楽しみました。食後は2班に分かれ、A班は竹林と地蔵が見所の化野念仏寺、B班はえんむすびで有名な野宮神社と平家物語に登場した尼寺である祇王寺に行きました。両班揃って行った清凉寺には豊臣秀頼の首塚があり、何故ここにあるのか気になりました。今回、遺跡巡り班の巡検に参加して、自分の知らない京都を知ることができて良かったです。(1回生・福田綾香)

高田ゼミ合宿@小豆島

高田ゼミは、2017年9月1日から3日までの三日間、小豆島での合宿を行いました。1日目は倉敷を観光しつつ、大原美術館、倉紡記念館を訪れて、江戸末期から現在までの倉敷を学び、その後はしまなみ海道を抜けて松山からフェリーに乗り換え、小豆島へと渡りました。2回生、3回生だけでなく、普段は会うこともない4回生数人も交え、ロッジでの交流はおおいに盛り上がりました。2日目、3日目は島内の観光となりましたが、エンジェルロード、千枚田、寒霞渓などの景色を始め、マルキンの醤油記念館、オリーブ園、二十四の瞳映画村など小豆島ゆかりの施設も巡りました。倉敷や小豆島について学びつつも、他回生との仲を深められた有意義な3日間でした。(2回生・長田拓也)