地図に描かれた神戸大空襲展開催

歴らぼ地図班では、去年より歴史文化学科に所蔵されるAMS(旧米国陸軍地図局)作成の西日本の地図を整理しています。今年度は地図1枚毎の調書を作成し終えた後、成果を「地図に描かれた神戸大空襲」と題した展示(2014年7月22日~9月30日、於:図書館エントランス)として発表しました。展示の準備として、メンバーで展示プランの検討、キャプションの執筆、パネルの作成を行いました。展示では実際の資料(地図、文献)や模型も展示しました。現在は展示内容をまとめたリーフレットの作成中です。(3回生・坂本恭介)

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ワシントンD.C.通信

大学ではサバティカル制度が各種導入されており、教員は比較的長期に渡り国内外で研究に従事することがあります。この制度を使い2012年3月から半年間、米議会図書館(LC)の研究者としてワシントンD.C.に滞在しました。LCやアメリカ国立公文書館には、GHQ接収資料も含め大量の日本関連資料が保管されており、その一部を調査しましたが、余りにも膨大であるためその後も科研などの調査として定期的に通うことになりました。この写真はよく買い物に行くファーマーズ・マーケットで、のんびり雰囲気も魅力の一つです。こうしたマーケットは米国各地で多く開かれており、まちづくり活性の要素としても注目されています。(鳴海邦匡)

 

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スイス通信記

9月3日、スイス・メンドリジオ市のイタリア・スイス大学へ行ってきました。ここに「アルプス史研究室」という個性的な歴史研究室があり、アルプスと山の歴史に関する様々な学会や出版、教育を行っているのです。研究室の皆さんに暖かく迎えていただき(日本茶のおもてなしに感激!)研究協力の話し合いをしました。長時間の丁寧な議論に深く感謝。「山のまち」からつながり発信する歴史の素敵なモデルですね。(佐藤公美)

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ラオス滞在記

この2014年の9月、ラオスは雨がよく降った。ドカ降りが何時間も続くなんてことが何度かあった。北の方の村に調査に行ったとき、雨が降った翌日などは道路沿いに崩壊箇所がいくつもできており、難儀させられた。ところがびっくりしたのは、すぐにどこからかブルドーザーが出てきて、土砂をのけていくのである。昔だったら何時間も待たされて、もう今日の仕事は中止ということになっただろう。こういったところにラオスも変わったなあということを感じさせられた。(中辻享)

 

写真(中辻)