第5回歴史総合・地理総合研究会開催

2025年3月22日(土)、第5回歴史総合・地理総合研究会が、3‐22教室で開催されました。今回は、これまで要望の強かった「歴史教育の中高連携」をテーマに掲げました。主報告は田中弘美先生(滝川第二中学校・高等学校)にお願いしました。中高一貫校ならではの歴史教育の実践と、その先進性について理解することができました。コメントは、本学科出身の折野紘一朗先生(兵庫県立須磨友が丘高校 )、 古賀崇之(倉敷市立味野中学校)のお二方にお願いしました。中高それぞれの現場での成果と課題が率直に報告されました。その後、対面・ズーム合わせて20名近い方々に熱心にご議論いただき、大学も含めて歴史教育の連携を深めることの重要性と今後の課題について、認識を新たにしました。(教員・高田 実)

出口晶子教授の最終講義

2025年3月9日(日)、出口晶子先生の最終講義が行われました。「丸木舟研究と私」と題した講義において、丸木舟の分類やその地域的分布など、これまでの研究成果に加えて、出会った人々や資料についてお話されました。講義の後には懇親会を開催し、2014年に退職された横山先生、出口ゼミ卒業生など多くの参加者があり、懐かしい話しに花を咲かせました。(文責・鳴海邦匡)

2024年度卒論発表会

今年も卒論発表会が開かれた。2025年3月4日、3‐22教室で7名が卒論の概要を発表した。学生、教員合わせて25名が参加し、熱い議論を交わした。2年生の私にとって、この発表会への参加は初めてであったが、先輩の発表する卒業論文はどれも興味深く、話しを聞いていく中で提起された問題点や結論を考えることができとても楽しかった。最後に疑問点について質問できる時間が設けられ、私達後輩と4回生との間の質疑応答はとても興味深いものであった。これから自身の研究を進めていく中で、困るであろう史料の使い方や調べ方、卒業論文の書き方など、勉強になった点が多く、大変有意義な発表会であったと思う。(2回生・加島昌昇)

歴文的部活動の紹介04:能楽研究会

私の所属する能楽研究部(文化会)は、能や狂言の練習と実演を行っています。普段はiCommons地下1階の歌舞伎・能楽練習室で卒業した先輩方に教えて頂きながら、それぞれの演目を練習しています。仕舞をメインに練習していますが、最近はお囃子(楽器)や狂言などにも活動の幅を広げ、各々興味があるものにチャレンジし、楽しく自由に活動しています。お囃子は学内での練習だけでなく師匠のもとへお稽古にも行きます。学園祭では甲友会館で実際に能を披露します。昨年の8月には関西の他大学との合同舞台に参加しました。部員も初心者から始めた人がほとんどなので、大学から新しいことを始めてみたい人にもおすすめの部活動だと思います。(2回生・天知由樹恵)

歴旅班、夢二の美人画と中国陶器を鑑賞

 2025年2月16日、歴史の旅企画班は大阪のあべのハルカス美術館と東洋陶磁美術館を訪れました。前者では、“生誕140年 YUMEJI展大正浪漫と新しい世界”展を見学し、竹久夢二が残した多数の美人画から理想の女性像を追い求め続けた生き様が感じられました。作品からは、大正浪漫的様式もさることながら、米騒動や不況による失業者の増大や農民の生活苦など、困窮する人々への共感が見られました。大正時代は短い期間でしたが、社会や文化などの幅広い分野で変化が生じた時代であったと実感しました。後者では、日本・中国・朝鮮で作られた様々な陶磁を見学しました。その美しさはさることながら、絵付けや陶磁器自体に込められた願いや思いが、単なる碗や瓶などから一線を画す芸術作品に昇華させたと思いました。巡検では絵画と陶磁の二つの美術作品を見学し、時代や場所、表現のかたちは異なれど、人間の美術に対する普遍の飽くなき探求心や向上心というべきものを実感しました。(2回生・高橋直希)

2024年度・学芸員課程講演会

2025年1月25日、コロナ禍以降中断されていた学芸員課程の講演会が開催されました。講師に辻川敦氏(尼崎市立歴史博物館/認証アーキビスト)をお迎えし、尼崎市の事例に即してアーカイブズ・自治体史編さん・地域史に関するお話をうかがいました。私は日本史研究Iの講義の一環として参加しました。辻川先生は、全国歴史史料保存利用機関連絡協議会の会長や火垂るの墓を歩く会の代表も務めておられます。自分が住んでいる地域の歴史を知ることで、現在行われている事業の意味合いも深く感じ取ることができると学びました。そして、地域の歴史を知ることは興味深く大切なことだと感じました。(2回生・前田早紀)

第18回歴かふぇ「金剛寺領天野谷にみる中世社会:金剛寺文書の調査を踏まえて」

2025年1月17日、編集部では、歴文専門科目「日本史史料研究I」を担当する永野弘明先生をお招きし、第18回・歴かふぇを開催しました。永野先生は日本中世の荘園制と在地社会の関わりを研究しています。女人高野で知られた金剛寺領の天野谷に注目し、中世の地方寺院における寺領経営についてお話し頂きました。それは現在調査中である多くの史料を活用して中世の人物や勢力を理解するもので、発見された史料の解読を通じ、新たな事実を見つける面白さを学びました。このことは私たちが研究するにあたって勉強になりましたし、歴史を探究するうえでの刺激となりました。(2回生・藤本茉由/ポスター制作:2回生・前田早紀)

鳴海ゼミ巡検:名古屋市周辺

2024年12月22・23日、鳴海ゼミの2・3回生は、巡検で名古屋市を訪れました。初日は、トヨタ産業技術記念館のほか、中心街(名古屋タワー、久屋大通り公園など)や大須商店街を訪れました。トヨタ産業技術記念館では、体験型の展示やスタッフの方の解説や実演などを通して、繊維機械や自動車技術の発展を知ることができ、面白かったです。特に自動車技術に関しては、現在の自動車の近づく過程が見られ、興味深く感じました。翌日は、大須商店街の喫茶店で、名古屋名物のモーニングで有名な小倉トーストを食べました。焼き立てのパンに小倉餡をのせて、とても美味しかったです。その後は名古屋のシンボルである名古屋城を訪れ、実際に本丸御殿の中に入り、内部の障壁画や彫刻欄間などを見ました。部屋ごとに異なる障壁画は、非常に綺麗で見応えがありました。2日目は一部別行動になったので、熱田神宮(草薙館)、名古屋県庁、リニア・鉄道館に行ったグループもありました。今回の巡検では、名古屋の歴史や文化に触れられただけでなく、ゼミ内での親交も深めることができたため、貴重な機会となりました。(2回生・竹中杏朱)

歴史の旅企画班の巡検:奈良

2024年12月15日、歴史の旅企画班の巡検で奈良を訪れました。今回は、今西家書院と志賀直哉邸、新薬師寺を訪れ、奈良の誇る歴史と文化に触れました。最初に訪れた今西家書院は室町時代の書院様式を残す貴重な文化財で、当時の人々の生活の様子に思いを馳せつつ、庭園の美しい景色を堪能しました。次の志賀直哉邸は「小説の神さま」とも名高い文豪・志賀直哉が生活と執筆活動の場として過ごした邸宅であり、特に和洋の美が入り混じるサンルームでは、時間を忘れて過ごしてしまうほど居心地の良さを感じました。最後の新薬師寺では、国宝の薬師如来坐像と、囲むように並ぶ十二神将立像を拝観しました。木彫の薬師如来と塑像の十二神将は、どちらも力強い印象を受け、見るものを圧倒させる迫力に満ちていました。奈良の街を実際に歩き、史料を読むだけでは得られない理解を深めた巡検となりました。(2回生・脇坂柊吾)

博物館実習ⅠAの学外講義:大阪くらしの今昔館

2024年12月7日(土)、学芸員養成課程の博物館実習Iの一環として、大阪市立住まいのミュージアム・大阪くらしの今昔館を訪ねました。この館の展示は体験型であるため、大阪の昔の家の造りを間近で見ることができ、自分たちで触れたり、動かしたりすることもできました。また、細かい部分まで当時を再現するような工夫がなされているため実際に江戸時代にタイムスリップしたような感覚にもなりました。今回は町家衆(ボランティアガイド)による非常に丁寧な案内で、面白楽しく大阪の昔の町を学べました。 昔の人々は知恵を絞り、当時できる最大限の工夫を凝らし、現代の私たちに負けないくらいの技術が施されていることに感心しました。また、多くの外国人観光客も訪れており、日本文化が世界中に親しまれていることも実感しました。 今回の授業を通して、様々な展示の工夫を知れたり大阪の歴史を学ぶことができ、貴重な経験になりました。(2回生・森川芽郁)