今回、私達は2023年11月26日に滋賀の湖南三山を巡った。最初に訪れた常楽寺では、紅葉の中に佇む檜皮葺の本堂と三重塔に幻想的な美しさと迫力を感じた。次に訪れた長寿寺では、三重塔跡や石造多宝塔など、時代の跡を感じられるものに触れることができた。最後に訪れた善水寺には、長寿寺では堂々とした佇まいの本堂と仏像を拝観した。周りの池や庭園と相まって侘びを感じる景色が広がっていた。今回訪れた三寺は、本堂が全て檜皮葺であったことが強く印象に残った。檜皮葺の屋根には瓦屋根のような角張った力強さとはまた違う、歴史の重みを感じさせるような迫力があると思う。(1回生・脇坂柊吾)