小磯記念美術館での講義@博物館資料論

歴史文化学科では博物館学芸員の資格を取得できます。博物館学芸員とは博物館や美術館において、資料の保存・管理を行うとともに、研究を行いながら展示などを作成する専門職のことです。

この「博物館資料論」は、資格を取得するために履修の必要のある授業のひとつで、授業では博物館の資料の管理などについて学びます。講義は、神戸市立博物館や小磯記念美術館の学芸員3名が担当されており、とても実践的な内容を学ぶことができます。

この授業の一環として、2016年6月11日、六甲アイランドにある神戸市立小磯記念美術館において現地見学を行いました。担当の廣田先生から、「資料がどのように展示されているのか」、「どのような点を注意すべきか」、「資料はどのように保管されているのか」など、座学だけでは分からない様々なことを具体的に教えて頂きました。展示作品の解説のみならず、作品にあたる照明の明るさ、部屋全体の空調など、細かく教えていただきました。

また、バックヤードスペースも見学させて頂き、博物館の裏側を知るだけでなく、その管理の徹底ぶりを知ることができ、私たちは驚きの連続でした。廣田先生への質問の嵐が巻き起こるなど、充実した一日となりました。(2回生・田中景子)

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2016年度 歴文新歓遠足@みんぱく

2016年4月9日(土)、歴史文化学科の新入生の基礎演習として新歓遠足が行われ、一年生、二、三年生サポーター、教員で大阪万博公園内の国立民族学博物館へ行きました。館内では、基礎演習のクラスごとに展示ブースを振り分けて、発表を行いました。午前中は、まだ出会って数日の仲間と発表という課題にぎこちない様子でしたが、お昼をはさむと一年生側から案が多く出され、最終的に各班ごとの個性がつまったまとまりのある発表となっていました。今回の遠足が一年生達の思い出の一つとなっていれば成功でしょう。(2回生・伊集院梢)

集合写真

 

鳴海ゼミ旅行@名古屋

私たち鳴海ゼミは、2015年11月下旬、名古屋へ巡検に行きました。名古屋の歴史と産業を知ろうということで、初日は名古屋城、熱田神宮、オアシス21を訪れました。名古屋城では、敵に攻められにくいような城造りや、生で見る金のしゃちほこに感動しました。2日目は、豆福で豆菓子の工場見学、末廣堂で名古屋扇子の絵付け、トヨタ産業技術記念館での見学を行いました。豆福は、たった3人ほどで豆菓子を製造しており、大変びっくりしました。名古屋は、様々な分野の歴史が残りつつも、名駅周辺は高層ビルが立ち並ぶ都会でした。また、味噌煮込みうどんや名物のモーニングなど、食べ物がおいしい街でした。(2回生・中田花萌)

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授業紹介:西洋史ⅠA(担当:髙田実先生)

この講義では近代ヨーロッパ史について学んでいます。近代ヨーロッパ前後の時代といえば、大航海時代、宗教革命、王政、革命、戦争などのイメージがあり、それらを高校時代に学んできたのではないかと思います。この講義はこのような事実を学ぶのではなく、実際にはどのようなことがあり、どのような背景があったのかを自分たちで考えていきます。自分たちが感じる素朴な疑問が、私たちの歴史観を育てていきます。ただ暗記する歴史から考える歴史を体験して実感してみてください。(2回生・椿野佑太)

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授業紹介:自然地理学(担当:手代木功基先生)

この授業では自然地理について学びます。高校の時の暗記するような勉強ではなく、地震や火山などの自然災害や産地河川などの仕組み、又世界の自然環境などを深く考えるものです。神戸の自然を学ぶ授業では、六甲山の成り立ちや植生などを実際に出かけて調べました。机の上で勉強するだけではわからないようなことを、実際に手で触れて感じることでより一層理解できました。実際の授業で得た知識や体験を自分の生活に活かせる講義だと思います。(2回生・松浦寛)

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大阪巡検:横断演習Ⅰ(担当:木股、中畠、佐藤(泰)、鳴海) 

この講義は文学部内で学科を超えて実施する授業です。今回(2015年10月4日)は行きたい場所をみんなで相談し、かつての大坂三郷北端である大阪・梅田駅界隈を巡検しました。日本一長い商店街である天神橋筋商店街を探索したほか、くらしの今昔博物館、大阪天満宮、適塾、大阪市中央公会堂などを巡りました。各自がそれぞれ担当した場所の簡単な解説を行い、理解を深めました。歩いていると、現代の建物がひしめく街の中に歴史を感じさせる古い建物がいくつもあり、現在と過去を横断するように感じました。先生方の案内もあり、とても濃く、充実した巡検となりました。(写真は適塾を出発する様子)(1回生・松本奈々)

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博物館実習体験記

私は、2015年8月18日から5日間、岡山県立美術館で実習を行いました。実習期間中、特別展の『円空木喰展』が開催されており、展示方法だけでなく、貸出された作品の取り扱いについて詳しいお話を聞くことが出来ました。その間、何度か収蔵庫へ入らせて頂くことも出来ました。洋画、掛け軸、工芸品の取扱いや調書をとる作業がとても難しく、印象的でした。長いと思っていた5日間も、過ぎてみればあっという間で、貴重な体験となりました。(4回生 藤本悠華)

作品撮影時

教育実習体験記

私は母校の東播磨高校で2週間教育実習をさせて頂きました。数年ぶりに訪れた母校はとても懐かしく非常に新鮮でした。最初は緊張しましたが、生徒達ともすぐに打ち解けることができ、落ち着いて実習を行うことができました。授業は2年生の3クラスを担当し、各クラス進度が違ったり、質問内容も異なるなど大変なことが多かったですが、担当の先生と相談し、どうすれば生徒達にわかりやすい授業ができるかなど自ら考え行動する貴重な機会となりました。実習はたった2週間という短い期間でしたが毎日が学ぶことばかりで、「教師」という存在を尊敬するとともに改めて魅力を感じました。4回生・乙間優菜)

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歴文新歓遠足@みんぱく&ばんぱく

2015年4月12日(日)に歴史文化学科の教員、2回生のサポーター、1回生で、基礎演習の一環として新歓遠足に行きました。国立民族学博物館(吹田市)では、基礎演習の班毎にグループワークを行い、興味のわいた展示物を班で紹介しました。入学して一週間程の1回生同士ということもあって、最初はぎこちない空気が流れていましたが、昼食の後からは笑い声も聞こえ、各班、個性溢れた発表となりました。その後で万博公園で2回生企画のミニ運動会を行い、1回生との交流を深めました。この遠足が1回生の歴文での思い出の一つになってくれたら成功だと思います。(2回生・村上元汰)

集合@みんぱく

写真:参加の1・2回生@国立民族学博物館前

鳴海ゼミ旅行@金沢

私達は2月下旬、ゼミ旅行で金沢に行きました。金沢は北陸新幹線開業直前で賑わっていました。初日は、和菓子作り体験、ボランティアガイドまいどさんによる茶屋町の見学、兼六園のライトアップ見学などに行きました。国登録有形文化財である町屋のゲストハウスあかつき屋に泊まり、オーナーから地域や町屋のことについてうかがいました。2日目は、朝の兼六園、能楽美術館や21世紀博物館のほか、長町武家屋敷跡やその界隈(写真)を見学しました。
金沢は古き良き歴史や文化が息づく美しい町でした。金沢カレーや治部煮などの地元料理も美味しかったです。是非また訪れたいと思いました。(3回生・西村美音)

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