蕎麦打ち体験 鳴海ゼミ

鳴海ゼミでは、日本の伝統文化を体験するために蕎麦打ちを今年から始めました。このゼミに入れば蕎麦が打てるようになるのが目標です。私以外は全員が全くの未経験者でしたので、事前に作り方の勉強会も開きました。手軽に出来ると思い取り組み始めましたが、実際に作ると簡単にはいきません。特に水の量の調節が難しくて全然まとまらず、最初に作った蕎麦は上手に出来たとは言えないものでした。それでもみんなで2回、3回と作っていくうちに上手く出来るようになり、最後に作った蕎麦はみんな満足する内容でした。普段体験できない蕎麦打ちが出来たこと、また、みんなで作り上げる楽しさを味わえたことが良かったです。(3回生・上山瑞季)

 

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地理学民俗学資料研究Ⅱ(担当:中辻先生)

私達は、授業の一環として、5月18日に兵庫県川西市黒川地区で、森林ボランティア団体「菊炭友の会」の活動に参加しました。菊炭友の会では、クヌギの植林等を通じて里山を整備しています。その目的は森林の生物多様性を生み出すことだそうです。今回のフィールドワークを通じて、かつて薪炭等の燃料を生産することで人々の暮らしを支えてきた里山の現状を知るとともに、里山と人々の暮らしの中での今後の課題を発見することが出来ました。(3回生・大賀史織)

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2013年度卒業論文 太期友浩(鳴海ゼミ):よみがえれニュータウン ―明舞団地の高齢化と再生に向けた取り組みから―

1960年代に開発された日本のニュータウンでは、現在、居住者の高齢化や住宅の老朽化といった問題が生じている。この論文では、特に高齢化率が高い明石舞子団地(神戸市垂水区・明石市、1964年開発)をフィールドに、GIS分析を活用しながら、ニュータウンの「いま」と「これから」の姿を探った。

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図 高齢化率と住居の種類

『平成22年国勢調査』小地域統計より作成

2013年度卒業論文 酒々井風香(東谷ゼミ):新選組イメージの再検討-後世の記録と同時代史料の比較をもとに-

新撰組の研究は、史料の残り具合による制約が大きい。明治政府下における敗者側の史料は秘匿・廃棄され、また明治政府側の視点に立った史料が再生産されていくからである。本論文は、新撰組に関する同時代史料を広く集めるとともに、明治以降に作成された史料については、「どの立場から作られた史料か」という点を徹底的に検討し、その上で等身大の新撰組像を描いたものである。「粗暴な芹沢鴨」という「イメージ」がどう作られたのかなど、多くの成果を出した論文である。(文責:東谷智)

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2013年度卒業論文 三柴慶大(出口ゼミ):我が故郷 高砂の活性化についての一考察

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高砂市民には、「祭り」にかける熱い思いがある。私利私欲とは無縁の奉仕だ。「祭り」とは、地元の人達とともに屋台を担ぎ、「一体感」「連帯感」「達成感」を共有しながら新しい地域の歴史を作り、文化を伝承する作業だ。「世代を越えた」「職種を越えた」交流を行う。幼い頃から参加することにより知らないうちに地元への愛着が育まれ、やがて、ゆるぎない郷土愛となる。「祭り」における絆と精神をもってすれば、何でもできるのではないだろうか。「祭り」を通して内側に形成されていく郷土愛という目に見えない意識に正面から取り組んだ卒業研究になった。

 

博物館実習体験記:箕面市立郷土博物館

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2013年7月30日から8月2日までの4日間と短い間でしたが、大学の中だけでは体験できないことを学ぶ、貴重な経験でした。展示構成について考える機会があり、自分の考えを人に伝えることの難しさ、他校の仲間と協力して展示を完成させたという達成感を得ることができました。また、来館者に「来てよかった」や「また来たい」と思ってもらえるのかを常に考えることの大切さ、そのための行動力の必要性を改めて感じました。これからもこの実習で学んだことを生かしたいと思います。山川 和(2013年度卒)