2023年1月16日、出口ゼミでは、京都市伏見区でのフィールドワークを行いました。その名の由来でもある「伏し水(地下水)」に恵まれた伏見では、古くから酒造りが盛んであり、今回はまず、黄桜や月桂冠といった有名酒造メーカーの資料館を見学しました。そこでは、お酒の造り方のほか、近代に入って伏見の酒が灘の酒に並ぶ全国区の知名度を獲得していく歴史や、伝統的製法から徹底的に管理された工場での製造へ転換する経緯などについても学ぶことができました。その後は、皆で御幸宮神社へ参詣しました。御幸宮神社もまた、境内に湧く名水で知られる神社であり、水の豊かさに彩られた伏見の文化には、灘に立つ甲南大生としてのシンパシーも感じました。(2回生・篠原孝周)