歴らぼ通信05号発刊!

歴らぼ通信05号を、2015年10月25日付けで発刊しました。編集は、西村伊代(歴らぼ編集部・2回生)、松浦寛(歴らぼ編集部2回生)、鳴海邦匡が担当しました。本HPからもダウンロードできますので、みなさま是非ご覧下さい。(鳴海邦匡)

大阪巡検:横断演習Ⅰ(担当:木股、中畠、佐藤(泰)、鳴海) 

この講義は文学部内で学科を超えて実施する授業です。今回(2015年10月4日)は行きたい場所をみんなで相談し、かつての大坂三郷北端である大阪・梅田駅界隈を巡検しました。日本一長い商店街である天神橋筋商店街を探索したほか、くらしの今昔博物館、大阪天満宮、適塾、大阪市中央公会堂などを巡りました。各自がそれぞれ担当した場所の簡単な解説を行い、理解を深めました。歩いていると、現代の建物がひしめく街の中に歴史を感じさせる古い建物がいくつもあり、現在と過去を横断するように感じました。先生方の案内もあり、とても濃く、充実した巡検となりました。(写真は適塾を出発する様子)(1回生・松本奈々)

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第1回篠山絵図調査@歴らぼ地図班

2015年9月17、18日、私達、歴らぼ地図班は、篠山市青山歴史村において、青山家文書の絵図の調査を実施しました。この調査は、KOREC(地域連携センター)による平成27年度「地域連携支援プロジェクト」の支援を受けて実施しています。篠山市教育委員会の所蔵する青山家文書は、近世において譜代大名であった青山家に伝わった藩政史料で、とても貴重なものです。調査する絵図資料は、未だ未整理のものであり、篠山市教育委員会の支援を受けながら、今回の調査を通じて整理を行い、目録を作成する予定です。こうした活動を通じて、歴史を学ぶものによる地域貢献の有り方を考えていきたいと思います(篠山プロジェクト代表・4回生・森本あかね)。

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歴史文化学科設立15周年企画のお知らせ

今年度は、歴史文化学科が設立して15年目となることから、それを記念して、2015年12月23日にイベントを開催する予定です。当日は、5号館で14時~18時に、OBの教員や学生などの報告会、交流会(軽食付き)を予定しています。OBの先生方もぞくぞくと参加予定です。詳しくは、メールや葉書などで連絡する予定ですので、みなさん、奮って参加しましょう。

国内研究レター@松江

9月から島根大学法文学部(島根県松江市)で国内研究を行っており、研究フィールドの一つである松江藩の研究に取り組んでいます。

松江藩を研究対象としたのは2009年からです。松江市史編集委員として『松江市史』の編集・出版を進めてきました。江戸時代で6冊の本を作る予定で、現在3冊が刊行済です。また松江市は松江城天守閣が国宝になったことで盛りあがっています。松江の歴史と文化に携わる身としてこの状況を楽しんでいます。

もう一つ、考えたいことがあります。島根県は古代から国際色豊かな地域でした。特に、世界遺産になった石見銀山は、16世紀ヨーロッパの銀需要を支える鉱山でした。銀貿易を目指したヨーロッパ勢力が日本にやってきたことにより、江戸時代の外交・貿易の体制が出来上がっていくことになります。かつて滞在したオランダから江戸時代の日本を眺めたことを思い出しつつ、世界の中の「徳川日本」に身を置いてみたいと思っています。(東谷智)

図:16世紀のヨーロッパの地図に描かれた石見銀山(Hivami)  出典:『資料で見る石見銀山の歴史』(石見銀山資料館)

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九州西洋史学会若手部会@福岡大学

私達は、2015年8月29日(土)、30(日)に、福岡大学で開かれた九州西洋史学会若手部会に参加しました。福岡大生、院生、琉球大生と1日目はビブリオバトル、2日目は福岡大学院生による研究の発表を聞き、ディスカッションをしました。空き時間には史跡巡りをし、現地でしか体験できないことを沢山学びました。また、様々な分野の教授たちとコミュニケーションをとることで、自分にとって得るものが多々あったと思います。(2回生・井上翔太) (写真はビブリオバトルの様子)

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博物館実習体験記

私は、2015年8月18日から5日間、岡山県立美術館で実習を行いました。実習期間中、特別展の『円空木喰展』が開催されており、展示方法だけでなく、貸出された作品の取り扱いについて詳しいお話を聞くことが出来ました。その間、何度か収蔵庫へ入らせて頂くことも出来ました。洋画、掛け軸、工芸品の取扱いや調書をとる作業がとても難しく、印象的でした。長いと思っていた5日間も、過ぎてみればあっという間で、貴重な体験となりました。(4回生 藤本悠華)

作品撮影時

歴らぼ活動:並河萬里調査班

みなさん、並河萬里氏(1931-2006)をご存じですか?『シルクロード』という写真集で有名な写真家としての活動だけでなく、様々な活動をしていました。そんな並河さんに関する資料が縁あって甲南大学図書館に残されています。私達の調査班は毎週水曜日の2・3限でそれらの資料の整理を行っています。学芸員や司書を目指す人にはとてもいい勉強になるし、並河さんの素敵な作品にも触れることができます。始まったばかりの企画なので皆さんも参加してみてはいかがですか。(2回生・村上元汰)

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教育実習体験記

私は母校の東播磨高校で2週間教育実習をさせて頂きました。数年ぶりに訪れた母校はとても懐かしく非常に新鮮でした。最初は緊張しましたが、生徒達ともすぐに打ち解けることができ、落ち着いて実習を行うことができました。授業は2年生の3クラスを担当し、各クラス進度が違ったり、質問内容も異なるなど大変なことが多かったですが、担当の先生と相談し、どうすれば生徒達にわかりやすい授業ができるかなど自ら考え行動する貴重な機会となりました。実習はたった2週間という短い期間でしたが毎日が学ぶことばかりで、「教師」という存在を尊敬するとともに改めて魅力を感じました。4回生・乙間優菜)

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