平安時代の一夫多妻制において、正妻がどのようにして決まるのかという疑問を持ち、それをテーマにしました。まず婚姻について詳細に知るために、当時の日記などを用いて婚姻儀礼の移り変わり、儀礼の構成要素について調べました。そして、それを踏まえて物語の描写から正妻がどのようにして決定されているのかについて考察しました。その結果、正妻の決定には親の後見の有無と周囲の認識が大きく関わっているのではないかということが分かりました。
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『篠山市教育委員会所蔵 篠山藩青山家文書:近世絵図目録』完成
「歴らぼ地図班@篠山プロジェクト」は、甲南大学地域連携センター(KOREC)が支援する平成27年度「地域連携支援プロジェクト」の支援を受け、篠山市教育委員会所蔵の青山家文書の絵図の調査を実施しました。今回、これらの調査成果とこれまでのデータを合わせる形で目録を整備し、『篠山市教育委員会所蔵 篠山藩青山家文書:近世絵図目録』(2016年1月刊、鳴海邦匡・森本あかね・椿野祐太・吉田知敬編)としてまとめました。この目録は、2016年1月27日に教育委員会に寄贈され、当日、その様子や資料について新聞記者の取材を受けました。私達の活動が、資料の活用や保存に少しでも役立つことを願っています(4回生・森本あかね)。
歴らぼ古代史班@岡山:佐藤先生と古墳めぐり パート2
歴らぼ古代史班は、2015年12月13~14日、岡山の古墳を見に行きました。岡山には5~6世紀頃に造られた古墳が多数残っており、今回のメインである造山古墳は、県下第1位、全国第4位の規模を持つ前方後円墳です。実際に見ると「造山」という名の通り山と見間違えるほどの巨大な古墳で、その大きさに圧倒されました。他にも横穴式石室を持つこうもり塚古墳など、様々な古墳があります。また今回は、備中高松城跡や国分寺跡などの史跡を見学したほか、足守荘の旧道を歩きました。旧道付近の地形を描いた絵図と実際の風景とを照らし合わせてみると、色々な発見があり、岡山・吉備の歴史を知る貴重な機会になりました。(4回生・坂上方哉)
「歴史文化学科創設15周年記念のつどい」のスケジュール
先だってお知らせした歴史文化学科設立15周年企画の予定が以下のようになりました。みなさま、ふるってご参加下さい。
日時:2015年12月23日(水・祝日)、14時〜17時(13時30分開場)
場所:甲南大学岡本キャンパス5号館1階
スケジュール:
第1部 「15周年記念のつどい」【511教室】
13:30 開場(受付開始)
14:00 開会の挨拶
14:10 歴史文化学科の創設からこれまで
14:20 退職した教員の近況報告
15:00 「歴らぼ」の活動紹介
15:20 第1部終了
第2部 「15周年記念パーティー」(立食形式)【カフェ・パンセ】
15:45 開会
16:05 OB・OGの近況報告(15分ほど)
16:20 在校生による演奏会(15分ほど)
17:00 閉会の挨拶
※以前にはお知らせできませんでしたが、アビラ先生もご参加されることとなりました。
※当日は10号館5階の歴史文化学科図書室とラボラトリを解放しておりますので、第1部と第2部の合間や閉会後に、ご自由にお越しください。また、気軽な会ですので、お子様連れでお越し頂いても構いません。