2020年度卒論発表会

2021年3月9日(火)に、5‐23教室において卒論発表会が開催されました。今年は感染症対策のため、オンラインと対面の併用で行われましたが、学生と教員合わせて30名が参加しました。垂水颯輝さん、福田綾香さん、藤原敬弘さんの3名が卒業論文の内容について報告しました。傑出したそれぞれの発表に対し、オンラインでの参加者からも質問が出て、活発な議論が行われました。報告会の後には卒業論文にいかに向き合うかについて話し合う懇談会が行われ、教員と学年が入り混じって盛り上がりました。人と人の集まりが制限されるコロナ禍だからこそ、「チーム戦」としての卒論を取り組む大切さを認識することができました。(3回生・大下隼平、三谷晃弘)

歴かふぇ10:長岡徹郎先生

編集部では、2021年1月6日(水)、本校で哲学の講義を担当されている長岡徹郎先生をお招きし、第10回歴かふぇを開催しました 。「日本文化鑑賞のコツって何!? 比較文化から学ぶ日本文化のおもしろさとは」をテーマに、先生の趣味である茶道をメインとして、実際に茶道の道具を披露しつつお話頂きました。例えば、茶道の茶碗に外国製の物が使用されるように外国文化の影響が見られたり、当初「わび・さび」は良い意味として使われていなかったりと、意識せず誤解してしまっている点が多々あることを知りました。日本に暮らしながら、今まであまり意識してこなかった日本文化について、今回のお話しを契機に理解の一歩を踏み出せたと思います。(3回生・住田七海)

お話の様子(歴史文化ラボラトリにて)

白鶴美術館連携プログラム「博物館学芸員の仕事を知る」

この白鶴美術館と本校提携による企画は、来館者が展示作品をより理解するために、学生企画のワークショップの実践、学芸員の仕事を知るための研修や見学の実施など、様々な活動を行うものです。2020年8月8日の研修会では、奈良文化財研究所と京都にある古民家や森本金具資料館を見学し、発掘現場からの遺物の出土状況について学んだり、当時の大工や指物技術が活きる建築で生活空間を実感したり、また伝統的な襖や扉の取っ手となる装飾的な金具などの製作方法を知ることができました。ここで学んだことを生かして、来年度の活動計画を進めたいと思います。(2回生・入江 愛)

白鶴美術館

歴かふぇ09:石谷慎先生

歴らぼ編集部では、第9回の歴カフェ(2019年12月18日開催)に石谷慎先生(黒川古文化研究所)をお招きし、中国訪問時のことなどを交えながら、秦始皇帝の時代についてお話頂きました。お話しの内容は、兵馬俑の謎や度量衡統一の実態など、通常の授業では聞けない興味深いもので、濃密な時間を過ごしました。文字や図ではなく、遺物そのものをよく観察して当時の歴史や文化を読みとく考古学には、文献から読みとく視点とは違ったものがあり、とても新鮮でした。 また、10月から11月に黒川古文化研究所で開催された展覧会の研究図録(写真参照)を寄贈頂いたので、興味のある方はぜひ歴文図書室でご覧ください。(2回生・住田七海)

食文化研究会の活動を終えて

 
 歴史文化学科の有志で結成した食文化研究会は、 2019年度の摂津祭において、アメリカの伝統的なお菓子である「スモア」を販売した。私達は、この活動の実現のために、昨年10月から構想を立て始め、他の部活や模擬店の経験がある人、また先輩の意見を聞くなどして、約1年にわたって準備を進めてきた。実際の販売の場面で、コミュニケーションが十分に取れないために意思疎通が上手くできず、活動に支障が出ることもあったことが反省点である。この文化祭の経験を、今後の学生生活や社会人生活に活かしていければと思います。(3回生・吉田開)

歴らぼ通信11号発刊!

歴らぼ通信11号を、2019年6月10日付けで発刊しました。編集は、武田卓司(歴らぼ編集部代表・4回生)、福田圭佑(同)、森安秀夏(同)、山本彩菜(3回生)、岡本栞奈(2 回⽣)、⼤東樹奈(同)、出渕優⾐(1 回⽣)、徳留亜美(同)、鳴海邦匡が担当しました。(鳴海邦匡)

歴かふぇ07:寺嶋一根先生

歴らぼ編集部では、2018年12月17日に第7回歴かふぇを開催しました。今回お話頂いたのは、「日本文化史」の講義を担当されている寺嶋一根先生です。「服装から読む天下人」をテーマにお話して頂きました。豊臣秀吉が奇抜な装束を始めた意味や、それを見た公家の反応や対応、武家と公家の装束について、当時の様子を装束から知ることができました。さらに、寺嶋先生の研究である服装史についてもお話し頂きました。学生からの様々な質問にも答えて頂き、とても良いお話を今回も聞くことができました。(3回生・武田卓司)

歴らぼ遺跡巡り班@奈良

2018年11月11日、遺跡巡り班は、奈良巡検を行いました。この巡検で最も興味深かったのは、興福寺五重塔です。興福寺五重塔は、730年に光明皇后により建てられた塔で、現存しているものは、1426年に再建されたものです。約600年の間立ち続けてきた興福寺五重塔は、非常に力強い佇まいでその雰囲気に圧倒されました。また、近づいて塔を見ると、軒の下の組物や装飾が非常に細かな作りで、当時の技術力の高さに驚きました。(2回生・藤本航大)

歴らぼ遺跡巡り班@明石

2018年5月20日と27日、私達遺跡巡り班は、明石に行きました。20日の巡検には東谷教授に参加して頂きました。両日とも晴天に恵まれ、明石城や柿本神社・旧波門崎灯籠堂などの明石を代表する遺跡を巡ることができました。お昼ご飯は名物マスターから美味しい食べ方を教えてもらいながら明石焼きを楽しみました。今回の巡検では事前学習を行ったので、参加者がそれぞれ明石を知った状態で、よりいっそう遺跡を楽しむことができました。また、古地図を持って歩くことで明石の変化や変わらない部分を知ることができました。(2回生・福田綾香)