スイス通信記

9月3日、スイス・メンドリジオ市のイタリア・スイス大学へ行ってきました。ここに「アルプス史研究室」という個性的な歴史研究室があり、アルプスと山の歴史に関する様々な学会や出版、教育を行っているのです。研究室の皆さんに暖かく迎えていただき(日本茶のおもてなしに感激!)研究協力の話し合いをしました。長時間の丁寧な議論に深く感謝。「山のまち」からつながり発信する歴史の素敵なモデルですね。(佐藤公美)

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ラオス滞在記

この2014年の9月、ラオスは雨がよく降った。ドカ降りが何時間も続くなんてことが何度かあった。北の方の村に調査に行ったとき、雨が降った翌日などは道路沿いに崩壊箇所がいくつもできており、難儀させられた。ところがびっくりしたのは、すぐにどこからかブルドーザーが出てきて、土砂をのけていくのである。昔だったら何時間も待たされて、もう今日の仕事は中止ということになっただろう。こういったところにラオスも変わったなあということを感じさせられた。(中辻享)

 

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中町先生の意外な趣味

歴らぼ通信編集部では中町先生にインタビューを行い、最近の関心事についてお話をうかがいました。中町先生は「興味のある分野が二つに分かれてしまう。」と話されました。イスラムに関する古いことや新しいことのみならず、最近は東洋史の枠を越えて西洋史にまで関心が及んでいるそうです。趣味はジャズ鑑賞とサックスの演奏、そして、私生活で最も大切なものはお子さんと過ごす時間だそうです。中町先生からのメッセージは「10号館の外でも、見つけたらいつでも声をかけてください。」でしたので、皆さん、中町先生を見つけて色々とたずねてみましょう。(3回生・藤本悠華)

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蕎麦打ち体験 鳴海ゼミ

鳴海ゼミでは、日本の伝統文化を体験するために蕎麦打ちを今年から始めました。このゼミに入れば蕎麦が打てるようになるのが目標です。私以外は全員が全くの未経験者でしたので、事前に作り方の勉強会も開きました。手軽に出来ると思い取り組み始めましたが、実際に作ると簡単にはいきません。特に水の量の調節が難しくて全然まとまらず、最初に作った蕎麦は上手に出来たとは言えないものでした。それでもみんなで2回、3回と作っていくうちに上手く出来るようになり、最後に作った蕎麦はみんな満足する内容でした。普段体験できない蕎麦打ちが出来たこと、また、みんなで作り上げる楽しさを味わえたことが良かったです。(3回生・上山瑞季)

 

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高田先生を知る。

歴らぼ通信編集部では新しく赴任された高田先生にインタビューしました。高田先生のご専門はイギリス福祉史という分野です。先生がこの分野を選んだのは、幼少期の体験と19世紀の美術評論家であるジョン・ラスキンの「生なくして富は存在しない」という言葉が根底にあるからとのことでした。研究室は趣味の一つである雑貨屋巡りで手に入れた品々が溢れています。インタビューではティッシュケースから始まって万年筆に至るまで、こだわりの品々を見せて頂き、さらにとても美味しい紅茶を振舞って頂きました。これらのこだわりは「本物を身体に入れる」という強い考えから来ているそうです。先生の研究室を訪れると、こうしたコーヒーや紅茶とともに様々なお話が伺えます。皆さんも是非一度訪ねてみてはいかがでしょうか。(3回生・藤本悠華/4回生・橋本文月)

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教育実習体験記

私は、6月の3週間、母校の市川町立鶴居中学校で教育実習を行いました。とてもアットホームな学校で、生徒達は実習生の私をすぐに受け入れてくれました。実習で担当した授業が生徒達に伝わっているかどうか不安に感じ、担当の先生に相談したり、他の先生の授業を見学したりしました。それは大学とは違って実践的に学ぶというものでした。最後の研究授業では、生徒達がたくさん発表してくれたこともあり、とても満足のいく授業が出来ました。実習は3週間という短い期間でしたが、とても貴重な体験となり、より一層教師になりたいと思う機会となりました。(4回生・谷川香菜)

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地理学民俗学資料研究Ⅱ(担当:中辻先生)

私達は、授業の一環として、5月18日に兵庫県川西市黒川地区で、森林ボランティア団体「菊炭友の会」の活動に参加しました。菊炭友の会では、クヌギの植林等を通じて里山を整備しています。その目的は森林の生物多様性を生み出すことだそうです。今回のフィールドワークを通じて、かつて薪炭等の燃料を生産することで人々の暮らしを支えてきた里山の現状を知るとともに、里山と人々の暮らしの中での今後の課題を発見することが出来ました。(3回生・大賀史織)

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歴らぼ通信01号発刊!

歴らぼ通信01号が、2014年4月25日付けで発刊されました。編集は、藤本悠華、鳴海邦匡が担当しました。本HPからもダウンロードできますので、みなさま是非ご覧下さい。(鳴海邦匡)

古文書を読んでみよう:古文書勉強会

江戸時代の日本は、世界的に見ても非常に識字率の高い社会でした。武士や公家などの支配者層に限らず、一般庶民も含めて、膨大な量の記録や文書を作成しており、それを読み解くことによって様々なことが見えてきます。実際に古文書の読解を進めていくと多様な江戸時代の社会が見えてきます。2013年度は「人別送り状」(現代の住民票)や「往来手形」(現代のパスポート)、殺人事件の調書など、大学所蔵の文書を読み解きました。2014年度は、火曜日の3限から5限の間、参加者の空いている時間に歴らぼで古文書を読んでいます。

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AMS作製地図の整理

2013年、鳴海、中辻は、1950年代前後に作製されたAMS(U.S. Army Map Service、旧米国陸軍地図局)の地図を調べるため、科研費にて西日本を中心としたAMS作製5万分1地形図を約250点購入しました。歴らぼでは、この地図に関心のある人が集まり、それらの調査を開始しています。地図整理の基礎作業として、2013年秋以降、週に一度、メンバーが集まり、地図1枚ごとの調書を作製してきました。今後は目録作りや展示発表を行う予定としています。(リーダー:3回生・坂本恭介)

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