2017年2月、『近代日本の海外地理情報収集と初期外邦図』(小林茂編、大阪大学出版会)が出版されました。この本では、日清戦争までに日本軍が作製した初期外邦図の全容やその作製過程を明らかにしています。外邦図とは、第二次世界大戦以前に主に日本軍が作製した国外の地図を意味します。この本のなかで、鳴海も、2012年度の在外研究期間やその後も実施した米議会図書館や米公文書館で調べたことを書きました。現在、科研費・基盤(B)「日本における近代初期海図の集成と東アジア海域における西洋海図との相互関係」を得て、研究を進めているところです。(鳴海邦匡)
鳴海ゼミ巡検@倉敷・岡山
私たち鳴海ゼミは、2016年12月1、2日、岡山地方へ巡検に行きました。初日は岡山城、後楽園を訪れました。岡山城では備前焼作りを体験し、湯呑みや小鉢などを作りました。後楽園では紅葉が見ごろで、晴天に恵まれたこともあり、広大で美しい庭園の景色をゆっくりと楽しむことができました。2日目は倉敷の美観地区を訪れ、いがらしゆみこ美術館や倉敷アイビースクエアを見学し、昔ながらの町屋が並ぶレトロな街並みを散策しました。岡山は、歴史を感じさせるような建物や施設がある一方で、町屋を改装したおしゃれなカフェや岡山ジーンズといった個性的なお店があるなど、歴史とモダンが入り混じった素敵な街でした。(2回生・三谷優花)