生命のしくみから分子と社会へつながる研究を表現した抽象画像

ABOUT KOUMOTO LABORATORY

生命に学び、
化学でつくる。

生物が長い進化の中で獲得したしくみを手がかりに、新しい分子・材料・利用技術を生み出し、社会へつなげる研究室です。

OUR PHILOSOPHY

生命に学び、
化学でつくり、
社会につなぐ。

水に溶かす、水を活かす

生物の中には、人がまだ十分に理解できていない、精緻で合理的なしくみが数多くあります。

地球環境の変化に適応しながら進化してきた生物は、浸透圧を調整する、細胞膜や生体高分子を守る、活性酸素を処理する、必要な分子を選択的に認識するといった機能を、穏やかな条件のもとで実現しています。

甲元研究室では、こうした生命現象をそのまま利用するだけでなく、働きの本質を分子レベルで捉え直します。そして、有機化学、超分子化学、多糖科学、溶液化学を用いて、自然界にはない新しい機能へと発展させます。

基礎的な現象を理解することと、食品・化粧品・医療・バイオ産業で利用できる技術へ育てること。その両方を往復しながら研究を進めることが、私たちの特徴です。

FOUR PERSPECTIVES

研究を形づくる4つの視点

生命現象の観察から社会で使える技術までを、一続きの研究として考えます。

01

生物に学ぶ

生物が環境に適応するしくみや、生体分子が水中で機能する理由を、新しい発想の出発点にします。

OBSERVE NATURE
02

分子を設計する

有機合成や化学修飾によって、構造と機能の関係を検証できる分子・材料をつくります。

DESIGN MOLECULES
03

水中の現象を読み解く

溶解、会合、水和、包接、反応、安定化を定量的に捉え、なぜ機能が現れるのかを考えます。

UNDERSTAND WATER
04

社会へつなぐ

食品、化粧品、医療、分析、製造プロセスなど、具体的な課題を意識して技術を育てます。

CREATE IMPACT

RESEARCH STORY

研究室が取り組んできた
テーマの広がり

個々のテーマは異なって見えても、「生命のしくみから学び、人工分子によって機能を拡張する」という考え方でつながっています。現在進行中のテーマだけでなく、研究室の発想の基盤となった研究も含めて紹介します。

細胞を守る代謝産物に学ぶ

極限環境に生きる生物が利用する代謝産物を手がかりに、酵素や生体高分子の活性・安定性を制御する人工分子を設計してきました。

01
02

生体分子の働きを外部から制御する

光や熱などの刺激を利用し、核酸をはじめとする生体分子の機能を必要な場所・時間で操作する分子システムを研究してきました。

天然多糖の高次構造をナノ材料へ

β-1,3-1,6-グルカンの三重らせん構造を組み替え、水に分散し、難水溶性成分を取り込むナノ粒子として利用する技術を開発しています。

03
04

水を反応・抽出・分析の場として活かす

ベタイン型分子などを用いて、水中での溶解性、酵素反応、成分抽出、分析操作を改善する新しい液体環境の設計へ研究を展開しています。

HOW WE LEARN

答えを教わるのではなく、
答えに近づく方法を学ぶ。

研究では、最初から正解が分かっていることはほとんどありません。実験と議論を繰り返し、自分の考えを根拠とともに説明できる力を育てます。

01

問いを立てる

現象を観察し、「なぜ」「どうすれば」を研究可能な問いに変えます。

02

仮説と実験を設計する

比較対象、条件、測定方法を考え、仮説を検証できる実験を組み立てます。

03

データを読む

期待した結果だけでなく、再現性や誤差、予想外の変化にも向き合います。

04

言葉にして伝える

ゼミ、学会、論文を通じて、専門的な内容を論理的に説明する力を磨きます。

学生同士・教員との議論、企業や他大学との共同研究、学会発表などを通じて、多様な立場の人と協働する経験も重視しています。

WHAT WE VALUE

研究室で大切にしていること

知識や技術だけでなく、研究に向き合う姿勢を身につけることを大切にしています。

CURIOSITY

現象を面白がる

予定どおりにいかなかった結果にも、次の発見につながる情報があります。違和感を見過ごさず、問いに変えます。

INTEGRITY

データに誠実である

都合のよい結果だけを選ばず、条件や限界を明確にし、再現できる形で記録・共有します。

COMMUNICATION

議論によって研究を育てる

考えを言葉にし、異なる視点を受け入れることで、一人では気づけない解釈や方法を見つけます。

FROM LAB TO SOCIETY

基礎研究を、
使われる技術へ。

甲元研究室では、学術的な新規性だけでなく、「どのような課題を解決できるか」「誰にとって価値があるか」を考えます。企業や他大学との共同研究を通じて、評価法の構築、用途開発、製造への展開までを視野に入れています。

  1. 01
    生命現象・社会課題を観察Observe
  2. 02
    分子・材料・実験系を設計Design
  3. 03
    構造・物性・機能を評価Evaluate
  4. 04
    共同研究・用途開発へ展開Collaborate
  5. 05
    社会で使われる技術へImplement

VISIT & COLLABORATE

研究室を、もう少し詳しく知る。

研究室配属・大学院進学を考えている方、共同研究をご検討の方は、お問い合わせください。